みなさん、こんにちは。
江東区大島のCRECER(クレセール)ピアノ教室です。
現在、お教室では来年の発表会に向けた練習が本格化しています🔥。
ご家庭でのサポートも、一曲を深〜くじ〜っくり練習して磨き上げていきますので、
・あれ?今の音汚いよ。
・もっと大きく大勢で歌ってるような音出して
・これじゃ、遠くのお客さんは聞こえないよ〜
など、レッスンにご同席頂くお母様・お父様の「お耳」も研ぎ澄まされてくると思います。
そんな中、いろいろぶつかる「壁」が出てきます。
・何度も同じところを間違える
・テンポが一定にならず、得意なところだけ早く弾く
・強弱がつかず、一本調子ののっぺりとした演奏になる
・家では弾けたのに、レッスンで失敗して前回と同じレッスン内容になってしまう
こんなことありませんか??
今日は、「何度も同じところを間違える」の対処法について「すぐにできて、効率的な練習に変わるチェックポイント」をお話ししたいと思います。
年齢問わず有効で効率が格段にUPします。
チェックポイント① 指番号、合ってますか?
実は見落としがちな指番号。自己流で弾いていませんか?😏
「こう弾けば弾きやすいよ!」と考えられた指番号。
守って弾かないなんて非効率!!です。
もちろん手の大きさや体のサイズにもよりますが、まずは書かれている通りの「先人が考えた効率の良い指番号」に従いましょう。
どうしてもダメだったら、先生にご相談する。の順番で確認します。
特にお子様はテキトーな指番号で弾いて、自分で自分の苦労を招いているケースが多いです。
そんなに指くぐってたら弾けるものも弾けません。灯台下暗しということの無いようにチェックしてあげてください。
チェックポイント② 最初から弾いてない?
間違えている場所から何弾も離れている「曲のアタマ」から弾いていませんか?
時間のムダです。
間違える箇所の前後1小節(キリが悪い場合、わからない場合は先生に聞くと良いです)だけ練習すれば良いのです。これを「部分練習」と言います。
お子様もラク。おうちの方もハードルが下がりイライラ減少!八方満足!!
チェックポイント③ 好きなテンポで弾いていませんか?
はい、これも時間のムダ。
部分練習は急がば回れの精神で「絶対に成功するゆーーーーーっくりしたテンポ」で練習すべきです。
お子様は間違えるのを嫌います。間違いを指摘されることはもっと嫌います。
逆に
できるところは何度でも自分から弾きます。
この良い循環までグイっと持ってくることがご家庭での練習です。
1回の「できた!」は100回のテキトー練習に勝ります。
ゆーーーーっくり弾くことは、お子様にとって決して楽ではありません。
「お母さん一緒にいるから、一回だけゆーっくり弾いてみよう?絶対できるから!」
とお隣で背中を押してあげてください。
必ず成功するテンポがあるはずです。
成功したら褒めてあげることで、自信とモチベーションは確実に上がり
「よし!もう一回やってみる」につながっていきます。
チェックポイント④ ちゃんと見るべきところを見てますか?
指番号OK
ゆっくりのテンポで間違えないようになった!
けれど、まだ間違えてしまう。。。そんな時は、、、
間違える音を先に目で見ておくことで劇的にミスが減ります。
弾けるところは、気をつけていなくても弾けます。
大事なことは、間違える音の場所をしっかり見て確認してから打鍵しているか?です。
「はい、次間違えるところだよ。弾く前に見て!」と
直前に後ろからお声掛けしてみてください。
例えば「ソ」であれば
直前のブレスを入れるポイントや、休符や長い音のある「一息つける」ポイントで
「はい。次ソがくるよ。ソ見て!ソ!」と気付きをあげてください。
気をつければできるはずです。
目で見て確認すれば、音を外しません。
これを何度も繰り返し行うと、お子様の頭の中で曲の一部として「ソを確認する」という動作が組み込まれますので、間違いは減ります。
チェックポイント⑤ できた!で終わらせたら元の木阿弥
「やったー!できたねー。じゃ、次!」では練習になりません。
次のレッスンの初回に間違えないようにする。ことが練習です。
1回2回できて終わり。では練習ではありません。
「また間違えた」という負のスパイラルの種を撒いているだけです。
ここはもう一踏ん張りして、繰り返し練習することが大切です。
目安は1日10回連続。
いきなりは難しい場合、1日10回→15回→20回と段階的に増やします。
コンクールやステップ、発表会などの曲の場合は連続40回練習を行い、
間違いがないようにするために徹底的に対策を打ちます。🔨🔨🔨
本番で間違えてしまうことは、お子様にとっても悲しいことです。
「練習してよかった!上手に弾けてよかった!」という達成感の裏には
たくさんの地道な練習があるものです。
ポイントをほんの少し抑えるだけで、見違えるほど効率はよくなります。
お子様の「壁」を一緒に乗り越える際のご参考まで☺️
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